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脳内和英対応表を作る

こんにちは。

英会話で瞬発力を高める方法について。

英語で何か言おうと思って、実際に口から言葉が出てくるまでのプロセスには、主に2通りあると思っています。

1つはボトムアップに文を作っていく方法。

これは、SVやSVO、SVOCといった文型に、自分の知っている単語を当てはめることにより、一から文を作っていく方法です。

例えば、「その状態遷移システムはすべてのイベントに対する遷移を網羅できていない」という文を言おうとしたとします。

そのときまず、「状態遷移システム」、「遷移」、「網羅する」に対応する単語として、”state transition system”, “transition”, “cover”を抽出します。

そして、それらをSVO型に当てはめ、

The state transition system does not cover the transitions for all the events.

と言います。

もう1つはトップダウンに文を引き出す方法。

これは、言いたいことからそれに対応する文を直接引き出してくる方法です。

例えば、「もう一度言っていただけませんか?」と言おうとしたとき、すでに知っている定型文として、

Could you tell me that again, please?

と言います。

この方法は、ボトムアップな方法と違って、単語の抽出や文の組み立てのプロセスを介しません。

知っている文をそのまま言うだけです。

イメージとしては、頭の中に和文と英文の対応表があって、和文が与えられたときに、それに対応する英文を直接引っ張ってくる感じです。

言うまでもなく、こちらの方が瞬発性が高くなります。

英会話初心者の方は、頭の中にこの表が存在しないので、最初のうちはほとんどボトムアップな方法で話すことになります。

文型や単語を考えながら話すので、言葉がたどたどしく、テンポが遅くなります。

一方、英会話上級者の方は、何度も同じ文を話した経験から、頭の中にすでにこの表ができあがっています。

その結果、特に考えなくても言葉が出てきます。

初心者と上級者の違いはこの表を持っているかどうかです。

初心者が上級者になるには、この表を地道に構築していくことが必要です。

そのためには、毎日音読練習を継続することや、アウトプット機会を増やしていくことが必要になります。

本サイトで提供している無料英作文メルマガは、初心者の方が会話の瞬発力を高める手助けになればと思って始めました。

毎日、英作文の練習をすることで、コツコツと脳内に対応表を構築していけるのではないかと思います。

問題文として実際に言いそうな文を取り上げていますので、ヒット率の高い表を作っていけると思います。

結果として、会話における瞬発性が上がり、ストレスなく会話を楽しめるようになっていくと思います。

ぜひ、毎日の英作文にチャレンジしてみてください。

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

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