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ディクテーションの効果

私が最も熱心に英語を勉強していたのは大学時代なのですが、そのときの勉強法を紹介したいと思います。

メインで使ってたのは、CNN ENGLISH EXPRESSという月刊誌です。ニュースやインタビューの記事がたくさん詰まっており、広告も少なく、大変読みやすい雑誌です。

私がやってたのはディクテーションを主体とした勉強です。各記事について以下のことをやってました。

①CDの音声を聞く。
②音声をディクテーション。
③テキストの原稿と比較して答え合わせ。
④英文の意味を確認。
⑤単語をノートに1行ずつ書いて覚える。
⑥原稿の音読。

ディクテーションとは、聞いた音声をそのままノートに書き出す練習法です。

ディクテーションは特にリスニング力を上げるのに効果的です。ただ音声だけを聞いていても、聞き取れた気になってしまいがちになるのですが、実際に書き出してみることで、聞き取れていない箇所が如実に分かるようになります。

書き出した原稿を読んでみて、その記事の内容が理解できれば、ちゃんと聞き取れているということになります。

しかし、最初のうちは聞き取れない箇所が多く、書き出した原稿が虫食いだらけになるので、なかなか内容把握には至らないと思います。

聞き取れなかった部分は、CDを巻き戻して、しつこく繰り返し聞きます。

聞き取れない理由としては、知らない単語であるか、知っていたとしても速すぎて聞き取れない場合のどちらかです。

知らない単語については、ノートに1行ずつ書いて、コツコツ覚えていきます。速すぎて聞き取れない場合は、音読でスピードに慣れる練習をします。原稿を見ながら一緒に音読するオーバーラッピング、あるいは原稿を見ずに音声についていくように音読するシャドウイングが効果的です。

音声は通勤時に車を運転しながら聞いたり、寝るときに布団の中で聞いたりしていました。(そうするとすぐに眠れます^^)

このような作業を2年間くらい毎日継続しました。

結果として、どんな変化が起きたかというと、聞いた英語が頭の中でアルファベットとしてくっきり浮かぶようになりました。英語が「聞き取れる」を通り越して、「見える」ようになったのです。これは、日本語を聞いたとき、頭の中で漢字やひらがな交じりの日本語の文章が脳内に浮かぶと思いますが、それと同じ現象です。つまり、言語が脳に定着したということです。

最初のうちは、英語を聞いてもモヤモヤとした感じでしか聞こえず、フラストレーションが溜まると思います。しかし、ディクテーションを継続すると、聞く集中力が磨かれていき、次第に音声がクリアに聞こえるようになっていきます。そして、いつの日か霧が晴れたような感覚になります。

あなたも是非ディクテーションにチャレンジしてみてください。そして、英語が見える爽快感を味わってください。

なお、月刊誌を使うことは勉強を継続する上で有効です。毎月、1冊消化するには一定のペースで勉強しなければなりませんし、旬の情報を通して勉強できるので、飽きずに継続することができます。

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • CNN では、私には難しいと思ったので、今まで、雑に勉強していた会話本や文法書でディクテーションをやってみると、結構、楽しく新鮮な感じです。
    この方法で、埃をかぶっていた英語本の有効利用を進めたいと思います。
    でも、最後の音読をする際に気になるのが発音、…

    • 以前使われていた本を有効利用してみてください。同じ本を期間を空けて2回勉強すると定着しますよ。

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