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車は発声練習の最適空間

車は日本語、英語問わず、発声練習には最適の空間です。

私は以前、金沢、相模原といった地方都市に住んでいたのですが、家から職場までは車で移動していました。運転中は必ず、英語のシャドウイングをしていました。シャドウイングは、流れてくる英語の音声を聞きながら、すぐ後を追うように発声するトレーニングです。ネイティブの音声に合わせて発声することで、イントネーション、リズム感が磨かれます。

当時は、市販の英語テキストのCD音声をiPodやUSBメモリに保存し、それをカーオーディオに接続して再生していました。最近のカーオーディオはスマホが接続できるのが一般的になっていますので、YouTube動画など、自分の好きな英語音声データをダウンロードして車内で聴くことが容易になっています。

車で発声練習をするメリットとしては、防音性と継続性の2点があります。

まず第一に、車内は密室空間なので、防音性が高く、発声練習をしても周囲の迷惑になりません。木造アパートなど壁が薄い住宅ですと、部屋で大声を出すと隣に筒抜けになってしまうので、発声を躊躇いがちになってしまいます。英語の発声練習は割と大袈裟に大きく発声することが効果的であるため、思い切って発声できない環境ですと、練習効果が半減してしまいます。その点、車は高い防音性がありますので、運転中であれ、駐車中であれ、思い切って発声しても誰にも気づかれることはありません。

そして第二に、車は毎日乗るものですから、発声練習を習慣づけることができます。車通勤の場合、朝の出勤時と夜の帰宅時の2回、強制的に発声練習する時間をとることができます。それぞれ30分ですと、毎日1時間の発声練習ができます。発声練習は、ジムでの筋トレと同じで、口周りの筋肉や、腹筋、横隔膜を動かすための筋肉を鍛える作業です。筋トレは単調でストイックな作業になりがちで、なかなか継続が難しいですが、通勤時間を利用することで、毎日強制的に継続することができます。

私は、相模原に住んでいたときは、帰宅時にイオンに寄っていたのですが、その駐車場でテキストを見ながら音読練習していました。また、年に2回ほど車で実家の富山に帰省していましたが、8時間あまりの移動時間、ずっとシャドウイングしていました。喉がガラガラになったのは良い思い出です。

現在、私は東京に住んでいて車に乗る機会がなくなってしまい、このような強制的な発声練習時間をとることができなくなってしまったのですが、そこはカラオケに通うことで代用しています。

もし、地方に住まれており、毎日車に乗られるようでしたら、運転中は絶好の発声練習の時間となります。本来、移動で無駄になるはずの時間を、発音向上、声量アップのための有意義な時間に変えていきましょう!

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

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