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自動車業界の英語力

こんにちは。

私は現在、ITソフトウェアベンダで勤務しております。

私の会社も含めてですが、日本の技術者の英語力の低さに懸念しております。

先日、取引先の全体ミーティングに出席する機会がありました。

某自動車会社の最先端研究所で、国内外から優秀な技術者が集結しており、普段の会議も英語で行われることが多い会社です。

全体ミーティングにて、「社内の公用語は今後も英語とする」という方針が伝えられました。

すると、社員からこんな質問が出ました。

「英語が公用語だと、会議がネイティブに支配されてしまい、不公平ではないか?」

それに対して、

「グローバルに事業展開するには英語でのコミュニケーションが必須である。社内でも英語学習プログラムがあるので積極的に活用して、英語を話せるようになってほしい。」

という回答がありました。

このやりとりを聞いてどう思われますでしょうか?

私は、日本のトップの会社にもかかわらず、いまだに英語に対する苦手意識があることに大変失望しました。

これほどの会社だと、社員も英語を話せて当然で、仮に苦手であっても日々自己研鑽するのは当然のことと思っていました。

しかし、こういった全体の場で英語に対する不平を口にするとは、本当にがっかりしてしまいます。

自動車業界をはじめ、日本の技術者の英語力は、トップの会社でもこんなもんです。

私は失望はしたのですが、一方で、英語が少しできるだけで簡単に浮上できる世界なんだなと、安心感もありました。

英語での会議にて、周りの社員は不安でいっぱいな状況で、自分だけはワクワクしていられたら、こんな有利な状況はないですよね。

上記の質問をされた社員さんは、おそらく危機意識を持って、今後英語を身に付ける努力はされていくと思います。

しかし、残念ながら英語は一朝一夕には身に付きません。

英語を自信を持って話せるようになるには年単位の時間がかかります。

危機意識を持った時にはもう手遅れ。

そう簡単に周りとの差を縮めることはできません。

そんな状況に陥らないように、我々は日々こっそり英語学習を継続していきましょう。

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

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