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発音上達の証拠

正しい英語発音が身についてくると、以下の変化が起こってきます。発音上達の証拠と考えてください。

  • 耳が肥えてくる👂
  • 発音記号が綴れるようになる🍎
  • 日本語が巻き舌になる🌀

耳が肥えてくる

正しい発音が定着してくると、他人の英語発音に対して耳が肥えてくるようになります。

私は、発音学習を始めたばかりのころ、国際学会での日本人大学教授や、博士学生のプレゼン英語を聞いてすごいと思っていました。発音の素人にとっては、英語を聞けば何でも奇麗な英語に聞こえてしまうんです。

しかし、発音のプロにレッスンを受け、正しい発音が身についてくると、今まで奇麗だと思って聞いていた人の発音が、実は「なんちゃっての自己流発音」であることに気づくようになりました。例えば「L」と発音すべきところが一律「R」になっていたりとか、”the”が「ダ」になっていたりとか。何でも舌を巻けばいいというものではありません^^ 発音が上達すると、このような発音の誤りを聞き分けられるようになってきます。

あなたも発音が上達してくると、以前すごいと思って聞いていたYouTuberの英語がそれほどでもなく感じられたり、口の開け方や、腹筋の入れ方が不十分であると、もどかしさを感じるようになってくると思います。このように、他人の発音を聞いて違和感を感じられるようになってきたら、あなたの発音が上達している証拠となります。

とはいえ、私たちはまだまでネイティブレベルには程遠いですから、将来、今の自分の発音がしょぼいと感じられるようになるまで、謙虚に練習を継続していきましょう!

発音記号を綴れるようになる

正しい発音が定着してくると、単語のアルファベットだけではなく、発音記号も綴れるようになります。例えば、”apple”や”orange”という単語の音を聞いて、/ˈæpəl/や/ˈɔrənʤ/と綴れるようになるイメージです。

もちろん、発音記号は単語の音を確認するためのものあって、自分で書き出すものではありません。しかし、最初はギリシャ文字のように難解に思えた記号が、自分で何も見ずに綴れるようになることで、発音習得に関して、すごく達成感を感じられるようになります。私もふと気づいたときに頭の中で発音記号を綴ってみて、意外とスラスラ綴れたことに感動した覚えがあります。

発音記号を綴れるかどうかは、発音が身についたかどうかを測る一つのバロメータとなります。正確に綴るためには、すべての音と発音記号の対応関係が網羅されなければならないためです。

私は特技を聞かれたら、「単語は発音記号まで綴れます」と言います。あなたも是非これを言えるようになってください。必ず、「スゴーイ!」と言ってもらえるようになりますよ^^

日本語が巻き舌になる

英語発音が定着してくると、日本語を話したときに巻き舌風になっていきます。巻き舌というのは、つまり、日本語の「ラリルレロ」を発声したときに、英語の”R”が入ってしまうということです。

英語の”R”は、舌を奥に引いて巻き、口先を突き出すようにして溜めてから、口を開いてラと発声します。英語発音に慣れてくると、この舌を奥に引いて巻く動作が癖になっていき、口先を突き出して溜める際の口周りの筋肉も発達していきます。そうすると、日本語の「ラ」を発声する際に、無意識に”R”の溜めが入ってしまい、「ゥラ」と巻き舌風に発声しがちになります。

私は日本語のボイトレに通っていたことがありますが、よく先生から、この巻き舌を注意されました。「私は矢竹さんが英語ができるから英語風の発音になることを知っていますが、他の人が聞いたら、日本語ができない人に思われてしまいますよ」と。確かに、日本語ができないような印象を与えるとまずいので、私は例えば婚活で女性と話すような大事な場面では、「自分は普段英語の発音を教えているので、日本語の発音はやばいです」と前置きするようになりました^^

巻き舌以外にも、英語を話すときに使う口周りの筋肉は、日本語のそれとは大きく異なるので、日本語を話したときにちょくちょく噛むようになります。もし、日本語での大事なプレゼンがある場合は、事前に日本語の文章を音読してリハビリしておくとよいでしょう。

とはいえ、巻き舌になってくるのは、英語を話すための口周りの筋肉が発達してきている良い兆候です。発声の仕方がグローバル標準に近づいている証拠ですので、自信を持っていきましょう!

まとめ

このように、英語発音が上達すると、「耳が肥える」、「発音記号が綴れる」、「巻き舌になる」といった変化が訪れます。何か該当するものはありましたか?身に覚えがなければまだまだ練習が足りない証拠です。継続して練習していきましょう!

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

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