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レコーディングのメリット

レコーディングのメリットについて。

本教室はZoomでのオンラインレッスンとなっており、レッスンはレコーディングし、受講者様に共有させていただいております。レコーディングのメリットは以下の3点があります。

  • レッスン内容を復習できる🎧
  • 自分の声を客観的に把握する🧭
  • 自分の成長を実感する🪴

レッスン内容を復習できる

レコーディングデータを聞き返すことで、レッスン内容を復習することができます。

レッスンで指摘されたことは時間がたつと忘れてしまいますので、録音することは有用です。特に発音初心者のうちは、指摘されるポイントが多く、すべてを覚えることは難しいと思います。

私も最初のうちは基本的な母音から段階的にポイントを絞って指導させてはいただいているのですが、ついつい、先走って、細かいところも指摘してしまうことがあります(すみません^^)。ですので、初心者のうちは、あるポイントを抑えると、別のポイントを忘れてしまう、のようなモグラたたきのような状態に陥ることがしょっちゅうあります。

しかし、発音をマスターするために抑えるべきポイントはそれほど多くありませんので、レコーディングデータを活用してレッスンを何度か聞き返すことですぐに身についていきます。

また、レッスンでは瞬間英作文のような日英翻訳練習や、様々なニュース記事を利用した音読練習をしていきますので、レコーディングデータによってレッスンをリピートすることにより、スピーキングの瞬発力や長文読解能力を格段に伸ばしていくことができます。

自分の声を客観的に把握する

レコーディングにより、自分の声を客観的に把握することができるようになります。

レッスン中、自分がどんな声を出しているのかは、意外と認識しにくいものです。「自分ではちゃんと音を出しているつもりでも、後で聞いてみると先生の音と全然違っていた」、「抑揚をつけて話しているつもりでも、後で聞いてみると棒読みだった」、「明るく話しているつもりなのに、暗く聞こえる」、「自分の話している英語が自分で聞き取りづらい」ということはしょっちゅうです。

発音の上達にはまずは自分がどんな音を出しているのか認識するところから始まります。自分の声を聴き、誤りを認識し、正しい口のフォームに修正し、再度確認する。この作業の繰り返しになります。まずはレコーディングを確認し、自分の誤りを認識していきましょう。

録音した自分の声を聴くのが嫌という方もいらっしゃると思います。私も最初は嫌でしたが、すぐに慣れていきますので、大丈夫です。最近では会社での会議などもレコーディングすることが多くなっていますので、自分の声を聴く機会は増えてきていると思います。自分の声を聴いて自信をなくすことがないよう、普段から自分の声を磨いていきましょう。

自分の成長を実感する

レコーディングデータにより、過去のレッスンを振り返ることで、自分の発音の成長を実感することができます。

発音はTOEICと違って、点数に現れないものなので、自分がどれだけ成長しているのか把握しづらいものです。やはり自分の成長を実感できないと、継続する気力も湧かないと思います。そんなときは、半年前や1年前のレッスンを聞き返してみてください。驚くほど大きな成長を感じることができます。

発音に関しては、日々のトレーニングでの進歩は、聞き分けられないほど小さなものです。それは発音の上達には、口周りの筋肉の発達や、腹式呼吸の癖付けといった、身体的な成長が必要となるためです。ジムに通って急に筋肉がつくわけでないのと同様、月単位、年単位で熟成していく必要があります。

私も発音を本格的に学び始めて5年になりますが、日々の発音の進歩はとても小さなものです。それが月単位、年単位で積み重なることにより、自分でも気づかないうちに大きく進歩しています。過去の自分とのビフォーアフターを比較することで、自分の成長に感動してください。それが練習を継続するモチベーションにもなります。

参考までに、私の過去の音声をご紹介したいと思います。今から2年半ほど前、発音のマンツーマンレッスンに通い始めた2017年10月に録音したものです。

今聞いてみると、個々の発音は正しいものの、息の強さが不足しているがために、輪郭がはっきりせず、トロトロとした印象を受けます。これでも、当時の私は発音に自信があったというのが驚きです。当時、発音は独学であったものの、TOEIC900点で国際学会での発表経験も多数積んでいたので、そのような勘違いが生まれても仕方ありません。

現状はこのような感じです。(2020年4月)

手前味噌ですが、劇的な変化ですよね。以前と比較して、子音が強調され、抑揚もついていると思います。

音声の原文はこちら。sやz、shといった口先音のトレーニング用の文章です。
Jingle C: She sells sinks, vending machines, and seashells at the seashore, but she sees the sea and goes to the zoo only occasionally.

まとめ

このようにレコーディングには、レッスン内容の復習、自分の声の客観的把握、自分の成長の実感といったメリットがあります。本レッスンはレコーディングを活用することにより、一度のレッスンで何度もおいしい思いができる、レバレッジの利いたレッスンとなっています。

なお、Zoomは動画、音声の両方でレコーディングされます。動画は、自分や私の口の動きの確認に、音声は通勤時や就寝時の復習としてご使用ください。

また、レッスンだけでなく、ひとりで音読練習する際にも、録音アプリを活用して、自分の発音を確認するようにしてください。自分の声を認識して、チューニングを繰り返す。この繰り返しにより、英語の美ボイスを作っていくことができます。

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この記事を書いた人

工学博士。ITエンジニア、英会話講師、不動産投資家の3刀流。ソフトウェア工学に関して国際学会での論文発表経験多数。趣味はカラオケ。スナックやオープンマイク等、人前で歌う機会を持つことで性格がオープンになり、あがり症が改善されることを発見。暇があればカラオケの練習をしてます。

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