こんにちは。
リスニングの練習のために、YouTube動画など聞かれている方は多いと思います。
頑張って全体を聞き取ろうとするのもよいですが、何かに焦点を当てて聞き取ってみるのもよい練習になります。
フォーカスするポイントは様々です。
例えば、子音にフォーカスして聞き取ってみる。
英語は母音よりも子音が強調される言語で、強く息を吐いて、口先の音を鳴らすことで発声されます。
息の強さは日本語の3倍と言われるほどです。
子音をしっかり聞き取っていくことで、個々の単語の輪郭がはっきりと頭に浮かぶようになり、結果として文章の理解につながっていきます。
口先の音
s, z, f, v, th, ch, sh, j
にフォーカスして聞き取ってみてください。
スピーキングでいつも中学英語しか出てこないという方は、動詞にフォーカスして聞き取ってみてください。
ネイティブがどんな動詞のバリエーションを使って話しているのか、動詞だけに集中して聞き取ってみるのです。
やってみると気づくと思いますが、意外と基本的な単語ばかりです。
get, go, do, have, give, make, take, …
こんなんだけで話せてしまいます。
中学英語も使いようであることに気づかされますよ。
その他、文章が単調になりがちな人は、副詞にフォーカスして聞き取ってみる。
副詞は文章の飾りの役目を果たしますので、自在に使いこなせるようになると話す言葉に躍動感が出てきます。
fortunately, obviously, definitely, honestly, probably, …
色々ありますね。
文法が弱い人は、5文型判別にチャレンジ。
文章を聞いて、それが、
SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC
のどれに該当するのかを瞬時に判断してみるのです。
良い頭の体操になると思います。
このようなトレーニングをフォーカスリスニングと呼んでます。
気を付けることは、欲張って文章全体を聞き取ろうとしないこと。
あくまで、ポイントだけに絞って、拾うように聞き取っていくことです。
それでリスニングの集中力が養えるのです。
集中力が鍛えられれば、結果として文章全体も聞き取っていけるようになります。
皆様も自分なりに何かフォーカスを決めてリスニングにチャレンジしてみてください。
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